
生活感へのこだわり
木の温もりを感じられる古い家屋を利用することで、ご自宅に一番近い環境で安心してお過ごしいただけます。コンクリートで四角い建物の一般的な介護施設は病棟をイメージさせてしまい、それが隔離感や孤独感を生み、認知症の方の周辺症状に悪影響を与えてしまっていると感じています。お部屋は基本的に多床室でパーテーションで間仕切りしています。昔の大家族の時代では介護について今ほど騒がれていませんでした。それは家族間での助け合いや近隣の方々との助け合いが自然とできていたからです。そんなイメージで隣の寝息が聞こえるぐらいの安心感が特に高齢者には必要だと考えています。実際に、とある介護施設からうつってこられた方は「個室の扉がガチャって閉まる音が恐かったのよ」とおっしゃっていました。そりゃそうですよね?ただでさえ、つながりを大事にする世代でもあり高齢のための寂しさ、夜中に急に何かあった時の不安… 「かぜのおと」ではそんな心配は無用です。スタッフだけじゃなく、近くの利用者さんが何かあれば助けてくれますし、スタッフに教えてくれます。規則に縛られすぎた介護施設ではなく、自由を支えるシェアハウスでありたいと考えています。